クラシック雑文帳

活動内容や音楽雑文を書いていきたいと思います。

DSCHによるパッサカリア

更新が滞っておりました...すみません。今回は今月行った演奏会についてです。

 

 

今月の8月6日は東京で演奏会を行いましたが、前半はアレクシス・ワイセンベルクの作品、後半はロナルド・スティーヴンソンの記念碑的作品「DSCHによるパッサカリア」を演奏しました。この作品を演奏したピアニストは作曲者を含む数名しかいないので、生で聴ける機会も滅多に無いのではないかと思います。日本人では私が初だったはず。

 

約1週間前、その演奏会模様(後半)をYouTubeにアップロードしたのでお時間があれば是非ご覧になってみて下さい。

 ***プログラム・ノートより

 記念碑的大作DSCHによるパッサカリア。この曲の題名にあるDSCHとは何でしょうか?それは、ショスタコーヴィチの姓名の頭文字(Д. Ш.)が、ドイツ語で D. Sch. と綴られ、それらをドイツ音名で読むとD-Es-C-H(レ-ミ♭-ド-シ)となります。そのDSCHをスティーヴンソンがパッサカリア形式で見事なまでに発展・昇華させ、様々な形式(ソナタ、フーガ、変奏、組曲 etc...)も織り交ぜながら壮大なクライマックスに向かっていきます。

 

それにしても本当に大変な曲でした。この曲について、ロナルド・スティーヴンソンの妻であるマルジョリ・スティーヴンソンは「ロナルドは、この曲をマラソンに喩えて、そして孤独との戦いでもあると言っていたよ」というお言葉を頂きました。

 

来年の演奏会のプログラムも既に決まっていますので、この演奏会に来ていただいた方も引き続きいらっしゃって頂ければと思います。そして、「まだ私の演奏会に行ったことないよ!」という方も是非是非是非!!!これからもこのような埋もれた作品たちを積極的に紹介していきます。