クラシック雑文帳

活動内容や音楽雑文を書いていきたいと思います。

コンポーザー・ピアニストたちの世界 第2弾

告知をするにはまだまだ早い気がしますが、来年の演奏会の詳細を発表したいと思います。今回の演奏会で取り上げる楽曲は、アリスター・ヒントンやソフィー=カルメンエックハルト・グラマテ、ロナルド・スティーヴンソン、ロン・イェディディアの作品、そして自作曲です。あまりにも先過ぎて予定が分からない方が殆どかと思いますが、お時間がありましたら是非お越しください!ざっとぱっと曲目紹介を…。アリスター・ヒントンの「回想のヴォーカリーズ」、こちらの作曲家の名前、どこかでご覧になった方もいらっしゃるのではないのでしょうか?そう、あのソラブジ・アーカイブを管理人。この作品は、ソラブジと初演を行ったアメリカのピアニストであるドンナ・アマトに捧げられました。名前の如くヴォーカリーズ(ラフマニノフ作曲)が驚きの形に変容し、聴く者を飽きさせない趣向を凝らしたパラフレーズ。1988年、ソラブジ自身がラフマニノフの歌曲をベースにした作品を作りたいと言っていたそうですが、彼の死をもってその作品は構想で終わってしまいました。そのソラブジの構想からインスピレーションを得たヒントンによって1994年に書き上げられました。グラマテの「ピアノソナタ 第6番」、もともとは第1楽章(左手用)は1921年に書かれピアノ小品として扱われていました。しかし、1951年に某アメリカ人ピアニストから「左手の作品を書いたのだから右手の作品を書いてみたら?それに右手の作品は殆ど無いし…」との助言を受け第2楽章が作曲されることに。そして、それらを実験的に人前で弾いたところ、聴いていた1人が冗談で「その第1楽章と第2楽章を合体させてみては!?」と提案したそう(笑)。グラマテはそのアイデアに強く共感したそうですが、それら2曲を上手く合体させる手段を見つけることが出来ずに非常に苦労したと語っています。ですが、数日後には解決策を見つけることができ、それら別々の3つの作品が1つのソナタとして収められることになりました。続いては私の自作曲「ピアノのためのパッサカリア、普段から遊びで作曲をすることはありますが、私の悪い癖で殆どの作品は未完のまま放置…完成することは滅多にありません。今回のために、この1曲だけでも必ず完成させます。 そしてロナルド・スティーヴンソンの「アルカンの饗宴」、彼の友人の委嘱で作曲され、題名はアルカン作曲の「イソップの饗宴」から引用、アルカンの作品からインスピレーションを得えながらもオリジナル性の強い作品、世界初演マルク=アンドレ・アムランによって行われました。最後を飾るロン・イェディディアの「ピアノソナタ 第5番」は1992年から1993年にかけて作曲され、彼の友人であるマルク=アンドレ・アムランに献呈されたのでした。献呈者はこの作品を「モンスター」と形容し、24年経った今でも演奏されることもなく今回が世界初演となります。

今回の座席数は80席と前回の演奏会より多めではありますが、お早めにご予約を頂ければと思います。ではでは、改めましてよろしくお願いいたします。シェアをして頂けるととても嬉しいです。

Alistair, The Eckhardt-Gramatté Foundation, Ronald Stevenson Society, Ronn - thank you very much for your help and providing the photos!!!!

***プログラムと詳細 (Program and details)***
アリスター・ヒントン:回想のヴォーカリーズ 作品29 (日本初演
Alistair Hinton: Vocalise-Reminiscenza Op. 29

ソフィー=カルメンエックハルト=グラマテ:ピアノソナタ 第6番 (全楽章公開日本初演)
Sophie-Carmen Eckhardt-Gramatté: Piano Sonata No. 6

江崎昭汰:ピアノのためのパッサカリア (世界初演
Shota Ezaki: Passacaglia for piano

ロナルド・スティーヴンソン:アルカンの饗宴 (日本公開初演) 
Ronald Stevenson: Le festin d'Alkan

ロン・イェディディア:ピアノソナタ 第5番 (世界初演
Ronn Yedidia: Piano Sonata No. 5

2018年8月5日 (日曜日) [August 5th, 2018]
開場 12時15分 [Open at 12h45]
開演 12時45分 [Start at 12h45]

場所:紀尾井町サロンホール [Kioicho Salon Hall]
住所:東京都千代田区紀尾井町3-29 紀尾井町アークビル1F
チケット料金:3000円 全席自由 [3000 Japanese yen)
チケットのご予約方法:https://goo.gl/forms/B2jaChkidTdXUxOw2

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DSCHによるパッサカリア

更新が滞っておりました...すみません。今回は今月行った演奏会についてです。

 

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演奏会のご案内(ワイセンベルクとスティーヴンソン)

今年の夏、日本での演奏会のお知らせです。

 

今年度から「コンポーザー・ピアニストたちの世界」というお題で演奏会を毎年開くことにしました。記念すべき第1弾は、アレクシス・ワイセンベルクとロナルド・スティーヴンソンのあまり演奏されることのない作品を取り上げます。お時間がありましたら是非お越しください。よろしくお願いいたします。

 

~プログラム~

グロス/ワイセンベルク編:“Tenderly”の主題による即興曲 (日本初演)
山田耕筰/ワイセンベルク編:日本の有名歌曲による変奏曲 (日本初演)
ワイセンベルクシャルル・トレネによって歌われた6つの歌曲のアレンジ
ワイセンベルク:『高揚のサンバ』(トッカータ・サンバ) - ジャズソナタより
スティーヴンソン:DSCHによるパッサカリア

 

~会場・お問い合わせ先~
2017年8月6日(日曜日)開場:12時30分 開演:13時

入場料:1500円 全50席 (全席自由)
会場:レンタルスタジオ Studio Chez Claude
住所:東京都江東区森下1-5-4 アンジェロ森下101, 201(受付201)
アクセス方法:都営新宿線大江戸線 森下駅A7出口より徒歩1分
チケットお問い合わせ:コチラからご予約をお願いします

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楽譜浄書

こんにちは、Shotaです。

 

ピアノの演奏活動に日々勤しんでいますが、その一方で力を入れているのが"楽譜浄書"。今までに作成してきた楽譜は、趣味の物も含めると数百曲ほどですが、最近はクチコミで楽譜(手書き譜)の浄書、パート譜の作成依頼を頂くことも多くなりました。今までには、ロナルド・スティーヴンソンやロン・イェディディア、フレデリック・マインダース氏他様々な作曲家の楽譜を浄書する機会にも恵まれております。現在は、カイホスルー・シャプルジ・ソラブジの某大曲(なんと200ページ!)の浄書にも取り組んでいます。

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(私が浄書をしたロナルド・スティーヴンソンの楽譜)

 

いつでも楽譜の浄書を受け付けていますので、ご質問やお見積もりの依頼などなど

どうぞお気軽にコチラまでご連絡ください。

フレデリック・マインダースの新公式ウェブサイト

去年の夏頃、フレデリック・マインダース氏に新ウェブサイトを作らないか打診をして快く許可を頂いて数ヶ月間じっくりコトコトと作成をしていました。そして本日、マインダース氏の公式ウェブサイトがようやく完成しました。

 

氏の旧ウェブサイトでは、編曲・自作品を閲覧することができませんでしたが、こちらの新ウェブサイトでは各曲の1ページ目がサンプルとして閲覧することができます。現在のところは、私が浄書を行った作品のみとなっていますが徐々に拡大する予定です。そして、販売中のCDの全トラック冒頭30秒のサンプル音源も掲示しました。

 

音源や楽譜の購入もコチラのウェブサイトからできるようになっており、見てて飽きないウェブ作りを目指しながら、これからも頻繁に更新していきます。

 

新公式ウェブサイトはコチラ↓

フレデリック・マインダース ー Frédéric Meinders

フレデリック・マインダース

こんにちは、ご無沙汰しております。

 

今日は、Twitterで時々話題にしておりますフレデリック・マインダース氏をご紹介。

 

オランダのコンポーザー・ピアニスト。20世紀まで自作曲・編曲物を演奏会に取り上げる所謂、コンポーザー・ピアニストは数え切れないほど沢山いましたが、現在は過去に比べるとそのような取り組みを行っている人は格段と少なくなっております。その数少ないピアニストの中でもフレデリック・マインダースは数々の演奏会で自作曲や編曲物を取り上げており、その一部はYouTubeで聴くことができます。

 

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コレクション整理

現在、コレクションを整理しております。また手放す物が何かあれば、こちらの記事に徐々に追加していきますので、もし気になるものがございましたらコメント・メールアドレス欄に希望楽譜と連絡先アドレスを書いて投稿していただけると直ぐに対応いたします。なお、メールアドレスは管理人の私だけ見れる設定なので安心してご投稿下さい。(TwitterのDM経由でも受け付けております)

 

他にもSPレコードのコレクションも結構な数ありますので、それは少しずつ出していきます。

 

C.V. アルカンのピアノ作品集(Heugel社出版) - 3800円

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ダグラス・マッジによるソラブジ『オプス・クラヴィチェンバリスティクム』の5枚組CD - 2800円

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ジョゼフ・ジョンゲン - 3e Suite dans le style ancien, op.95 (ポケットスコア) - 2000円

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