クラシック雑文帳

活動内容や音楽雑文を書いていきたいと思います。

ジョイントコンサートのお知らせ(10月28日)

こんにちは!皆様にお知らせがございます。今年の10月28日(日)、東京・渋谷のラトリエ・サロンホールにて歌手の齊藤芙友子[Fuyu Saito]さんとジョイントコンサートを開催することになりました。彼女はベルギー・リエージュ王立音楽院にてフランス音楽を学び非常に優秀な成績で卒業しました。今回は彼女が得意とするプーランクの歌曲をお送りします。ちなみに、彼女とは短大生の頃(約8年前!)からデュオで活動しておりますが、本格的なコンサートは初めてであり、二人でコンサートが開催できること本当に嬉しく思っております。プーランクをお送りすると共に私はピアノ編曲物を取り上げます。あまり日本で取り上げられない作品たちではありますが、必ずお楽しみいただけるプログラム(以下参照)だと確信しています。

実は、今回の演奏会のためにイングランドの作曲家(そしてソラブジ・アーカイブのキュレーター)であるアリスター・ヒントン氏が委嘱作品を書いていただけることになりました。残りのプログラムは近日公開します。こちらの演奏会の詳細は6月1日に改めて投稿させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします!

*本来、同日にマインダース氏の演奏会を行う予定でしたが諸事情により来年に延期となりました。楽しみにしていただいた方、申し訳ございません。

日付:2018年10月28日(日)
会場:ラトリエ サロンホール (渋谷)
住所:東京都渋谷区 東1丁目26−30 渋谷イーストビル1F
開演:午後6時 開場:午後6時30分
チケット価格:3000円
チケットご予約開始日:6月1日(以下Muse Pressのショップにて)
https://muse-press.com/

現在決定しているプログラムは以下の通りです。(残りのプログラムは近日公開します)
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アレクシス・ワイセンベルク:トレネによって歌われた6つの歌曲の編曲
アリスター・ヒントン:『回想 – ヴォカリーズ』 作品29
アリスター・ヒントン:『ほかの夢のあとに』(委嘱作品)
C.ドビュッシー/ヴィンチェンツォ・マルテンポ:『美しき夜』
マルク=アンドレ・アムランペルゴレージにちなんで


ピアノ・江崎昭汰
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フランシス・プーランク:『偽りの婚約』 FP121
フランシス・プーランク:『変容』 FP121


歌・齊藤芙友子 ピアノ・江崎昭汰
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楽曲解説1-1 ~ 演奏会シリーズ『コンポーザー・ピアニストたちの世界 第2弾』より

こんにちは、お久しぶりです!今年の8月5日のピアノリサイタルまで残り4ヶ月となりました。今月から、8月の演奏会で演奏する楽曲について少しずつ紹介していこうと思います。

まずは演奏会のトリを飾るロン・イェディディア作曲の「ピアノソナタ第5番」から...。1992年~1994年の間に作曲され、カナダ人ピアニストのマルク=アンドレ・アムランに献呈されました。ちなみに、1994年に完成し現在に至るまでの24年の間、1度も演奏されたことはありません。昨年、イェディディア氏に「この作品を今夏の演奏会で取り上げる」と連絡したところ「I thought that piece would never be played by anyone(この作品は誰にも演奏されることがないと思っていた)」とお返事を受け取りました。今回、譜面一部の掲載許可を頂きましたので、少しだけ覗いていきましょう。

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無窮動・無調風の半音階的で不気味な主題が提示されます。このソナタは70ページにも及ぶ超大曲でありますが、この主題が様々な形に変容しながら、ピアニスティックでロマンティックな要素も組み込み、盛大に発展していきます。21世紀(20世紀!?)最大のピアノソナタといっても過言でないでしょう。

少しずつコチラの作品についてご説明をしていきます。引き続きよろしくお願いいたします!

Photo of the music: With kind permission of Ronn Yedidia (© Ronn Yedidia)

演奏会のお知らせ ~ コンポーザー・ピアニストたちの世界 第2弾

【演奏会のお知らせ】今回の演奏会で取り上げる楽曲は、アリスター・ヒントンやソフィー=カルメンエックハルト・グラマテ、ロナルド・スティーヴンソン、ロン・イェディディアの作品、そして自作曲です。滅多に取り上げられることない作品ばかりですが、必ず楽しめるプログラムであります。お時間がありましたら是非お越しください!簡単に曲目紹介を…。

 

アリスター・ヒントンの「回想のヴォーカリーズ」...こちらの作曲家の名前、どこかでご覧になった方もいらっしゃるのではないのでしょうか?そう、あのソラブジ・アーカイブを管理人。この作品は、ソラブジ、そして本作品の初演を行ったアメリカのピアニストであるドンナ・アマトに捧げられました。名前の如くヴォーカリーズ(ラフマニノフ作曲)が驚きの形に変容し、聴く者を飽きさせない趣向を凝らしたパラフレーズ。1988年、ソラブジ自身がラフマニノフの歌曲をベースにした作品を作りたいと言っていたそうですが、彼の死をもってその作品は構想で終わってしまいました。そのソラブジの構想からインスピレーションを得たヒントンによって1994年に書き上げられました。すすり泣きの声がどこからともなく聴こえてきそうな、哀愁に満ちた作品です。

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グラマテの「ピアノソナタ 第6番」...もともとは第1楽章(左手用)は1921年に書かれピアノ小品として扱われていました。しかし、1951年に某アメリカ人ピアニストから「左手の作品を書いたのだから右手の作品を書いてみたら?それに右手の作品は殆ど無いし…」との助言を受け第2楽章が作曲されることに。そして、それらを実験的に人前で弾いたところ、聴いていた1人が冗談で「その第1楽章と第2楽章を合体させてみては!?」と提案したそう(笑)。グラマテはそのアイデアに強く共感したそうですが、それら2曲を上手く合体させる手段を見つけることが出来ずに非常に苦労したと語っています。ですが、数日後には解決策を見つけることができ、それら別々の3つの作品が1つのソナタとして収められることになりました。

 

私の自作曲「ピアノのためのパッサカリア」...私の好きな音楽様式の1つである「パッサカリア」。今回は自作曲を披露します。6分ほどの小規模の作品の予定です。 f:id:sho_mus:20180423145415p:plain

 

ロナルド・スティーヴンソンの「アルカンの饗宴」...彼の友人の委嘱で作曲され、題名はアルカン作曲の「イソップの饗宴」から引用、アルカンの作品からインスピレーションを得えながらもオリジナル性の強い作品、世界初演マルク=アンドレ・アムランによって行われました。アルカンをご存知の方には馴染みのある曲が形を変えて数多く登場します。

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 (写真提供:本作品の被献呈者であるPeter Hick氏)

 

トリを飾るロン・イェディディアの「ピアノソナタ 第5番」....1992年から1993年にかけて作曲され、彼の友人であるマルク=アンドレ・アムランに献呈されたのでした。献呈者はこの作品を「モンスター」と形容し、24年経った今でも演奏されることもなく今回が世界初演となります。今回の初演のために、ロン・イェディディア氏がアメリカからお越し下さいます。

 

今回の座席数は80席と前回の演奏会より多めではありますが、お早めにご予約を頂ければと思います。改めましてよろしくお願いいたします。シェアをして頂けるととても嬉しいです。

Alistair, The Eckhardt-Gramatté Foundation, Ronald Stevenson Society, Ronn - thank you very much for your help and providing your photos.

 

***プログラムと詳細 (Program and details)***
アリスター・ヒントン:回想のヴォーカリーズ 作品29 (日本初演
ソフィー=カルメンエックハルト=グラマテ:ピアノソナタ 第6番 (全楽章公開日本初演)
江崎昭汰:ピアノのためのパッサカリア (世界初演
ロナルド・スティーヴンソン:アルカンの饗宴 (日本公開初演) 
ロン・イェディディア:ピアノソナタ 第5番 (世界初演

2018年8月5日 (日曜日) [August 5th, 2018]
開場 12時15分 [Open at 12h45]
開演 12時45分 [Start at 12h45]

場所:紀尾井町サロンホール [Kioicho Salon Hall]
住所:東京都千代田区紀尾井町3-29 紀尾井町アークビル1F
チケット料金:3000円 全席自由 [3000 Japanese yen)
チケットのご予約方法:https://goo.gl/forms/B2jaChkidTdXUxOw2

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DSCHによるパッサカリア

更新が滞っておりました...すみません。今回は今月行った演奏会についてです。

 

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演奏会のご案内(ワイセンベルクとスティーヴンソン)

今年の夏、日本での演奏会のお知らせです。

 

今年度から「コンポーザー・ピアニストたちの世界」というお題で演奏会を毎年開くことにしました。記念すべき第1弾は、アレクシス・ワイセンベルクとロナルド・スティーヴンソンのあまり演奏されることのない作品を取り上げます。お時間がありましたら是非お越しください。よろしくお願いいたします。

 

~プログラム~

グロス/ワイセンベルク編:“Tenderly”の主題による即興曲 (日本初演)
山田耕筰/ワイセンベルク編:日本の有名歌曲による変奏曲 (日本初演)
ワイセンベルクシャルル・トレネによって歌われた6つの歌曲のアレンジ
ワイセンベルク:『高揚のサンバ』(トッカータ・サンバ) - ジャズソナタより
スティーヴンソン:DSCHによるパッサカリア

 

~会場・お問い合わせ先~
2017年8月6日(日曜日)開場:12時30分 開演:13時

入場料:1500円 全50席 (全席自由)
会場:レンタルスタジオ Studio Chez Claude
住所:東京都江東区森下1-5-4 アンジェロ森下101, 201(受付201)
アクセス方法:都営新宿線大江戸線 森下駅A7出口より徒歩1分
チケットお問い合わせ:コチラからご予約をお願いします

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楽譜浄書

こんにちは、Shotaです。

 

ピアノの演奏活動に日々勤しんでいますが、その一方で力を入れているのが"楽譜浄書"。今までに作成してきた楽譜は、趣味の物も含めると数百曲ほどですが、最近はクチコミで楽譜(手書き譜)の浄書、パート譜の作成依頼を頂くことも多くなりました。今までには、ロナルド・スティーヴンソンやロン・イェディディア、フレデリック・マインダース氏他様々な作曲家の楽譜を浄書する機会にも恵まれております。現在は、カイホスルー・シャプルジ・ソラブジの某大曲(なんと200ページ!)の浄書にも取り組んでいます。

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(私が浄書をしたロナルド・スティーヴンソンの楽譜)

 

いつでも楽譜の浄書を受け付けていますので、ご質問やお見積もりの依頼などなど

どうぞお気軽にコチラまでご連絡ください。

フレデリック・マインダースの新公式ウェブサイト

去年の夏頃、フレデリック・マインダース氏に新ウェブサイトを作らないか打診をして快く許可を頂いて数ヶ月間じっくりコトコトと作成をしていました。そして本日、マインダース氏の公式ウェブサイトがようやく完成しました。

 

氏の旧ウェブサイトでは、編曲・自作品を閲覧することができませんでしたが、こちらの新ウェブサイトでは各曲の1ページ目がサンプルとして閲覧することができます。現在のところは、私が浄書を行った作品のみとなっていますが徐々に拡大する予定です。そして、販売中のCDの全トラック冒頭30秒のサンプル音源も掲示しました。

 

音源や楽譜の購入もコチラのウェブサイトからできるようになっており、見てて飽きないウェブ作りを目指しながら、これからも頻繁に更新していきます。

 

新公式ウェブサイトはコチラ↓

フレデリック・マインダース ー Frédéric Meinders